高齢化社会が叫ばれている今、認知症ケア専門士という資格があります。認知症ケア専門士には、認知症ケアに対する優れた知識や高レベルな技術、倫理観が求められます。日本での認知症ケア技術の向上や保健・福祉に貢献することを目的に設けられた資格が認知症ケア専門士になります。認知症ケア専門士の認定は日本認知症ケア学会によるもので、更新制の資格です。国家資格ではありませんので、お間違いのないようにしてください。
「日本認知症ケア学会認定認知症ケア専門士」、「日本認知症ケア学会認定上級認知症ケア専門士」とも呼ばれる認知症ケア専門士の試験について、ご紹介したいと思います。
認知症ケア専門士の受験資格は、認知症ケアに関する施設や団体機関等で、試験が実施される年の3月31日より過去10年間に3年以上の教育・研究・診療を含む認知症ケアの実務経験がある者に与えられます。実務経験を証明するものとして、所属する機関や団体などの長の証明が求められます。何らかの事情があり、証明書の発行が不可能である場合は、その理由や所属機関の名前などを別に定める書類に明記し、提出するようになっています。また、認知症ケア専門士になるために日本認知症ケア学会会員になる必要はありません。
認知症ケア専門士の資格取得の第一次認定試験は筆記試験です。受験分野は認知症ケアの基礎・認知症ケアの実際T;総論・認知症ケアの実際U;各論・認知症ケアにおける社会資源となります。筆記試験は1教科につき60分であり、出題方法は5者選択です。各教科の合格有効期限は5年となっています。1教科につき、3,000円の受験料がかかります。
第二次認定試験は論述・面接試験です。論述試験では、「認定委員会」から出題された事例に関して、論述用紙に自分の意見をまとめるというものです。。面接試験は6人1グループの集団面接試験となり、与えられたテーマに則した1分間スピーチとディスカッションを行います。面接試験受験料は8,000円です。また、認定料は15,000円、更新料は10,000円となっています。
認知症ケア専門士のの専門士制度はポイント制であり、5年ごとの更新が必要です。
認知症ケア専門士の合格率は第一回試験では49.4%、第二回試験では64.9%、第三回試験では44.0%となっています。受験者の数は年々わずかずつ増えており、2007年に行われた第三回試験では6,848名の方が試験を受けました。
受験の手引きやテキストは公式ホームページからダウンロードしたPDFファイルに必要事項を記入し、FAXや電話で申し込むことができます。認知症ケア専門士の受験対策として、問題集も販売されています。受験勉強の際には、ぜひご活用ください。
受験勉強に励み、認知症ケア専門士の資格取得を目指しませんか?これから需要が高まることが予想される資格でもあります。